macOS Catalina インストール用ブータブルUSB作成

Mac

この記事では、macOS Catalina(10.15.x)のインストール用ブータブルUSBメディア(USBフラッシュメモリドライブ)の作成する手順をお伝えします。

インストール用USBメディアを作っておけばmacOS Catalinaをインストールする際にインストーラーをダウンロードする必要がなくなりますし、突然のMacの不調の際にも別のMacを用意して・・・という手間が減らせます。

【なめ茸】
【なめ茸】

余り機会は多くないけど、たまにクリーンインストールしたくなったときにも使えるよ。

macOS Catalina のダウンロード

最初にmacOS Catalinaのインストーラーをダウンロードします。
下記のリンクをたどると、AppleのMac App Storeプレビューのページに飛びます。

Mac App Store プレビュー【macOS Catalina】

私の場合はブラウザにGoogle Chromeを使っているのですが、自動的に「App Store.app」で開くか聞かれました。

Chromeブラウザ

なので、そのまま「App Store.app」で開きます。

【なめ茸】
【なめ茸】

ブラウザで過去に関連付けしている場合はイキナリApp Store.appで開いてくるよ。

App Store

すると今度は【システム環境設定】の【ソフトウェア・アップデート】が開いてきてダウンロードが始まります。(ダウンロード中のキャプチャは取り忘れました。。。)

ソフトウェア・アップデート

終了すると、自動的に【macOS Catalinaインストール】が開いてきます。

macOS Catalinaインストール

今回はアップグレードではなく【インストール用ブータブルUSB作成】が目的なので、終了(Command⌘+Q)しておきます。

インストール用USBメディアの準備

インストールするUSBフラッシュメモリドライブのサイズは16GB以上のモノを用意しておきます。

公式ドキュメントに昔は記載があったように思うのですが、今はサイズの記載が見当たりません。(2020/09現在)
macOS Catalinaインストール.app 自体のサイズが約8.3GB程度ありますので、16GB以上であればインストールできると思います。

今回は手元にUSB2.0の64GBのモノが有ったので、こちらを利用して作成したいと思います。
私はこの下のAmazonリンクのTOSHIBAのものを使いました。

USBフラッシュドライブのフォーマット

まずはフォーマットしておきます。

作成する時にフォーマットされるのですが、元々のフォーマット仕様によって上手く作成できない場合が有りました。(後述)
これ結構ハマりポイントだったので、念の為に次の仕様でフォーマットしておいた方が安心です。

USBフラッシュメモリドライブをMacに接続し、【アプリケーション】→【ユーティリティ】→【ディスクユーティリティ】を開きます。

ディスクユーティリティ
  1. USBフラッシュドライブを選択します。
  2. 【消去】メニューを選択します。
  3. フォーマットする名前を決めます。(ここでは「MEDIA」にしています。)
  4. フォーマットは【Mac OS拡張(ジャーナリング)】を選択します。
  5. 方式は【マスター・ブート・レコード】を選択します。
  6. 【消去】ボタンを押すとフォーマットが始まります。

1のドライブ選択は慎重に!間違えると大事なデータを消去してしまいます。

【なめ茸】
【なめ茸】

3の「名前」は最後にはインストーラーで書き換えられるのでホントに何でも良いのだけど、後でターミナルで打ち込むのでスペースや日本語はやめて、短い英文字が良いよー。

あと、5の方式はデフォルトで【GUIDパーティションマップ】になっているけど、ハマりポイントだったので【マスター・ブート・レコード】をオススメするよ。

ターミナルでインストーラーを作成

インストールは公式の「createinstallmedia」ツールを使います。

【アプリケーション】→【ユーティリティ】→【ディスクユーティリティ】を開きます。
以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。最後の方にある「/Volumes/XXXXX」の「XXXXX」部分を、先程の3で決めた自分のUSBフラッシュドライブの名前に置き換えて下さい。(先程の例だと「MEDIA」に書き換えます。)

sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/XXXXX --nointeraction --downloadassets
Password:

sudo コマンドには管理者パスワードが必要なので、入力します。

【なめ茸】
【なめ茸】

パスワードは入力しても表示されないけど、気にせず入力してね。

すると、「Erasing disk」つまりフォーマットが始まり、インストールが始まります。

Erasing disk: 0%... 10%... 20%... 30%... 100%
Copying to disk: 0%... 10%... 20%... 30%... 40%... 50%... 60%... 70%... 80%... 90%... 100%
Making disk bootable...
Copying boot files...
Finding assets to download...
Downloading assets: 0%... 10%... 20%... 30%... 40%... 50%... 60%... 70%... 80%... 90%...
Install media now available at "/Volumes/Install macOS Catalina"

Install media now available at ….と表示されれば成功です。

オプションについて説明しておきます。
–nointeraction:ドライブを消去する前に確認しない
–downloadassets:macOS Mojave(10.14)で追加されたオプションです。インストール時に必要なアセットを事前にUSBフラッシュドライブに追加してくれるので、macOSインストールが高速になります。

動作確認

Macを「システム終了」(電源を落と)して、macOS CatalinaをインストールしたUSBフラッシュドライブを接続したら、Optionキーを押しながらMacを起動します。
ドライブの選択画面が出ますので、「Install macOS Catalina」が表示されれば成功です。
新たにインストールし直す場合や、リカバリーする時はこちらを選択して起動します。

Erasing disk で Error が発生

createinstallmedia を行ったところ、下記のようなエラーで進みませんでした。

Erasing disk: 0%... 10%...
Error erasing disk error number (-69879, 0)
An error occurred erasing the disk.

error number (-xxxxxx, 0) の番号部分は使用しているUSBフラッシュドライブによって変わるようです。

解決法

USBフラッシュドライブを「マスター・ブート・レコード」でフォーマットする。(Master Boot Record / MBR)

デフォルトで選択されている「GUIDパーティションマップ」でもUSBフラッシュドライブとしては普通に使えていたのでかなりハマリポイントでした。

【なめ茸】
【なめ茸】

ドライブに不良ブロックでも有るのかと思い、サーフェーススキャンまでかけて2時間ほど無駄にしたことは内緒。

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